屋根裏の子ども室が夢を育む家 | 株式会社 横山彰人建築設計事務所 設計コンセプト


HOME > 中庭のある家 web catalogue > 屋根裏の子ども室が夢を育む家

屋根裏の子ども室が夢を育む家

子ども室は、立派にしない、ドアはつけない、そしてリビングを通らないと行けない配置に。

これまでマンション暮らしをしていたというOさん一家は、ご夫婦と息子さんの3人家族。当事務所所長の著書を読み、またテレビで紹介された作品を見ての依頼でした。最初からインナーコートのある家を希望されていました。また、中庭には孟宗竹を植え、玄関を入った正面に書家であるOさんの父の作品を飾りたいとのことでした。これを受けて、1階には書を飾れる和室と書斎、そして浴室などを配置し、LDKと主寝室は2階に配置しました。
子ども室に関しては、ご夫婦はしっかりとしたビジョンをお持ちで、「子どもが起きているのか寝ているのか分からない部屋は嫌」とのこと。立派にしない、ドアはつけない、リビングを通らないと行けないという3つのポイントを要望されました。そこで提案したのが、屋根裏に子ども室を設けるプランでした。

写真:中庭のある家の風景
写真:中庭のある家の風景
写真:中庭のある家の風景

「小窓を通して会話もできるし、顔も見られる。常に子どもの気配が感じられます」

屋根裏の子ども室はちょっとした秘密基地のようで、息子さんの友人たちもよく遊びに来るといいます。もちろんドアはありません。コミュニケーションのための小窓を4つ設けていて、キッチンから、リビングから、さらには中庭を介して1階の玄関から呼んでも聞こえるようになっています。「小窓を通して会話もできるし、顔も見られる。常に子どもの気配が感じられます」とOさんも満足そう。子ども室は寝たり遊んだりする場所で、勉強はというと、ダイニングテーブルでないと落ち着かないとのこと。これは、ご夫婦の思惑通りの展開なのかもしれません。トップライトを設けたインナーコートに6mの孟宗竹、そんな中庭やリビングに面した秘密基地のような子ども室……遊び心のある空間と、家族の触れ合いが、息子さんの夢をしっかり育んでくれるに違いありません。

Data

◎家族構成:夫婦+子供1人 ◎敷地面積:173.55㎡ ◎延床面積:165.25㎡ ◎中庭のタイプ:屋内(インナーコート)
図面

家の中央にトップライトを設けたインナーコートを設け、それを囲むように各居室を配したプランです。トップライトからの日射しが中庭の吹き抜けを介して家中に行き渡ります。暮らしの中心となるLDKは通風・採光に有利な2階に配置。子ども室は屋根裏に設けられています。縦にも横にも開放的なプランは、家族の会話を自然に生み出します。

12