シンボルツリーが家族を見守るロの字型の家| 株式会社 横山彰人建築設計事務所 設計コンセプト


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シンボルツリーが家族を見守るロの字型の家

写真:中庭のある家の風景

中庭にシンボルツリーを配し、ぐるりと一周できる回廊式プランを採用。

Kさん夫婦と3人のお嬢さんたち(社会人)が暮らすこの家は、元の家の敷地を4分割して、そのうちの1区画に新たに建て直したもの。これまで広い庭のある家で暮らしてきたこともあり、Kさん一家にとって庭や緑は生活になくてはならない存在になっていたといいます。また、家族みんなが適度に触れ合いながら暮らせることも家づくりの要望のひとつでした。そこで提案したのが、中庭を設けたロの字型プランです。通常、中庭のある家というとコの字型プランが多いのですが、ロの字型にすれば外の視線をまったく気にする必要がありません。ある程度敷地に余裕がないと無理なのですが、この提案に対して、Kさんは「実際の暮らしがイメージできる」と、すぐに気に入っていただけました。中庭を囲むように居室が配されるため、美術館の回廊のような雰囲気も楽しめます。

「外からの視線を気にすることなく、空や緑が楽しめるなんて最高です」

中庭にはKさんのお好みで、株立ちのヤマボウシがシンボルツリーとして植えられています。中庭を囲むように配置された居室のどこからもこの木が眺められるようになっているのです。「この木が私たち家族をいつも見守ってくれているように感じるんです。外からの視線を気にすることなく、空や緑が楽しめるなんて最高です」とKさん。また、中庭越しに家族が互いに気配を感じ合えることも、Kさんのお気に入りといいます。
間取りは1階だけで暮らせるバリアフリープランですが、2階には3人のお嬢さんたちの個室に加え、キッチンやバスルームなどの水回りが設けられています。これは、将来の2世帯同居を見据えた設計です。Kさんは、お孫さんと中庭で遊ぶ日を心待ちにしているようです。

写真:中庭のある家の風景
写真:中庭のある家の風景

Data

◎家族構成:夫婦+子ども3人 ◎敷地面積:223.78㎡ ◎延床面積:225.60㎡(1階 125.05㎡ 2階 100.55㎡)
◎構造:木造2階建て ◎中庭のタイプ:屋外(アウターコート)
図面
写真:中庭のある家の風景

中庭を囲むように居室をぐるりと巡らせた回廊式のプランです。建物配置をロの字型にして外側を完全に閉じることで、プライバシーを気にせず、中庭を中心とした開放的な暮らしが楽しめます。建物は2階建てですが、南側部分を平屋建て(屋根面はルーフバルコニーとして活用)にすることで、内部への日当りを確保しています。将来、上下2世帯で暮らせるように、2階にも水回り(キッチン、浴室・洗面)やトイレを設けています。

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