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子供と住まい03

家族とともに成長していく家

小さなリフォームでも家は変わる

住まいを考えるとき、私たちは「家は家族とともに成長していく」というごく当たり前のことを、忘れているような気がします。

建築家 横山彰人しかし今の時代は、家に対する考え方がずいぶん変わってきており、大切に使うというよりは、手入れが少なく便利で快適であればよいという、いわば消耗品的な思考が強いようです。

手のかからない材料、一度使ったら維持管理不要な材料といったら、新建材以外には殆どありません。

もともと、日本の住まいは、木、土、紙で構成されていました。そして長い年月を経た後、再び地球の土に還っていく材料でもありました。

家の周りの植栽についても言えます。今は多くの家が植栽や庭の手入れを嫌うため、そのスペースはタイルやコンクリートで覆われています。手入れをしたくないというだけの理由で、植物を愛でる楽しみを捨ててしまうのは、惜しい気がしてなりません。

いったん家を作ったらできるだけ手を入れたくないというこの傾向は、メンテナンスフリーの材料や植栽ばかりでなく、住まいの構造や間取りについても共通しています。

家族とともに成長していく家には、家族や環境の変化に住まいが適応しているかを、常にチェックしていく気持ちが何より大切です。

子どもの自立の度合いを見ながら、常に何年かのサイクルで、家族の成長とともに間取りも変わっていくのが当然です。

人生のステージによって家族が変化しても、活力を失わない住まいであるべきです。



間取り図1
間取り図2


リフォームによって生活動線が全く変わったり、住まいの重心が移ることによって、部屋の空間構成や質感は、がらりと変わってしまいます。

リフォームしたけれども、昼でも暗い部屋だったり、部屋を横切らないと隣の部屋に行けなかったりと、落ち着かない部屋になってしまった例も多く、家族の結びつきが弱くなり、しっくりいかなくなるケースも驚くほど多いのです。

リフォームなら住んでいる人が一番知っているとばかり、自分たちの考えだけで行なつてしまうケースも散見されますが、リフォームは新築より難しいという事実を知るべきでしょう。

どんな暮らしが家族にとって一番やすらぐか。その為にはどんなコーナー、形状、装置が必要なのか、リフォームを始める前に、家族全貞が参加して考えることが必要です。

リフォームに成功すれば、家族の表情や動きが今までと全く違ってきます。

思い通りにいかない住まいにいつもイライラしていた主婦が、リフォーム後とても美しくなった例を数多く見ています。住まいは、それだけ人間にストレスやプレッシャーを与え続けているのです。






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