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子供と住まい04

住まいは夫婦のもの 子供を中心にした住まいづくりの前に

子供の「子の自立」を考える

子供を中心にした住まいづくりの前に、次のことを考えたことがあるでしょうか。

一つめは、子ども部屋に、ベッド、机、本棚、クローゼットを置くスペース以上の広さが必要かどうか。

二つめは、親の寝室より環境が良く、広い部屋を与えることが、子どもの精神にどう影響を与えるか。

三つめは、「子どものため」という愛情や期待を優先し、夫婦はこうありたいという意識や感情を抑えて、粗末にしていないか。

四つめは、夫婦の過ごす場が貧弱になると、「会話時間」が少なくなってしまうのではないか。




子供の自立についておそらくこの四つの項目については、ほとんどの人が考えていないはずです。

それは住まいばかりでなく、日本の社会全体に子どもに甘い「子ども中心主義」が蔓延しているため、夫婦を中心にした意識が入り込む余地や心の余裕がなくなっているからなのかもしれません。

夫婦寝室親が「子どものため」と思ってやっていることが、子どもが親に感謝する状況を生んでいるかというと必ずしもそうではありません。

例えはよくないかもしれませんが、飼い犬でさえ自分の序列を定め、家族それぞれへの接し方を区別していると言われているように、犬と同じ社会性動物である人間もやはり無意識のうちに序列を感じ、それが言動にあらわれるようになります。

父親の威厳や存在感が薄くなり、それが何らかのかたちで子どもの暴走や犯罪に影響を与えているのであれば、序列意識を無視した夫婦の寝室の配置や広さに無神経でいるわけにはいきません。

子ども優先の間取りから夫婦優先の間取りへと意識を変えることは、夫婦のためであると同時に、子どものためにも実現すべきでしょう。子育ての究極の目的が「個の自立」 であるならば、子ども部屋に快適性は必要ありません。

このような割り切り方をしてしまえば、夫婦の寝室はいまよりももっと広く、充実したものになるはずです。子どもとの団らんをリビングルームで過ごした後は、子どもが自室へ引き上げるように夫婦も寝室へ向かう。そこにはベッドだけではなく、一緒に座ることができるソファが置かれてもいいし、映画を楽しめる装置があってもいいでしょう。そして子育てのことや自分たちの老後、またはちょっとした雑談を交わし合うことで二人の絆をさらに深めることができます。

少なくとも、子どもの前で夫婦喧嘩を展開する機会はぐんと減るはずです。








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