「居心地」・「癒し」・「居場所」3つの「い」
家は家族にとって心から「安らぎ」を感じる場であると同時に「明日へのエネルギーが蓄積できる場でなければならないと思います。
そんな住まいを造るために家族それぞれのライフスタイルに合せたプランニングを「居心地」、「癒し」、「居場所」の3つの「い」に分けて解説します。
居 心 地
間取りや空間の居心地の良さばかりでなく、たとえばソファーに座ったら何が見えるか、窓からどんな風景が目に入ってくるか。天井の高さや家族団らんの時の家族の座る位置も、居心地の良し悪しに大きくかかわってきます。
そんな配慮と工夫の積み重ねが「居心地の良さ」につながっていきます。
癒 し
外の社会はストレスに満ちあふれています。
住まいだけは、子どもにとっても大人にとっても安全で安らぐ場でありたいもの。
住まいはこれから、心から癒される「シェルター」の役割と、明日への活力をたくわえる役割がますます強くなるはずです。使う素材、落着ける照明、家具そしてヒューマンスケールの空間を提案していきます。
居 場 所
家族がそれぞれ自分の居場所を持つことは大切です。決ずしも個室を意味するのではなく「ちょっとした空間」でも「専用のコーナー」でもいいのです。
住まいはいつも家族と一緒にいる場と、一人になれる場も必要だと思うからです。
手紙を書く、本を読む、といった一人の時間を楽しむ場があれば住まいはもっと豊かになるでしょう。そしてその場所は自己回復の場としても大切になってくるはずです。