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「省エネルギー住宅」への道(11月20より更新スタート!)
連載を始めるにあたって
省エネ住宅の関心が高まっています。 また国も省エネ基準の見直しや、省エネ設計で住宅ローンの金利優遇処置など、新築やリフォームも対象に普及に努めています。
しかし、現状を見てみると住宅設計で本来目指すべく 「心も体も安らぐ家をつくる」 つまり 「居心地のよさ」 を忘れられているような気がします。
高断熱、高気密といった性能だけを高めれば、「省エネ住宅」イコール「いい家」と単純に考えている人が意外に多いのです。断熱性や気密性が優れていても「いい家」 とはいえません。 家族の誰もが気持ちよく暮らせる空間にしていくことはもっと大事なのです。
断熱性や気密性を高める事は、快適な家をつくるための必要十分条件の必要条件のひとつにすぎません。
また間違っているもうひとつの点は、「省エネ住宅」 にするため高断熱、高気密にすることが建物の躯体 (構造)性能だけに目がいっていることです。
つまり、太陽の光や通風そして間取りといった建物自体の工夫や自然エネルギーの利用など外構環境づくりが、設計の中で配慮されていない家が多いといえます。
このコラムではこれ等のことを踏まえながら、バランスのとれた 「省エネ住宅」の考え方を掲載していきたいと思います。
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